大寺さるく 神代植物公園は飲食持ち込みOK|お弁当を広げたい絶景ベンチ5選と園内カフェガイド
神代植物公園に、お弁当を持って行っていいの? 答えはシンプルです。お弁当もお茶も、持ち込みOKです。 むしろ、武蔵野の青...
「神代植物公園に行ってみようかな」と思ったとき、多くの方がまず気になるのは「何を着ていけばいいの?」「何か特別に用意するものはある?」ということではないでしょうか。
結論からお伝えすると、神代植物公園は都立公園の中でも敷地がかなり広く、全部をのんびり回ると2〜3時間はかかります。有料区域だけでも約24ヘクタール、さらに水生植物園まで足を伸ばすと1日がかりになることも。

バラフェスタや紅葉の季節には、バラ園を一周するだけでも1時間以上歩くことになります。

「近所の公園くらいの感覚」で来ると、靴ずれや疲労で後半がつらくなってしまうことも。でも逆に言えば、持ち物さえ整えておけば、それだけ長く、ゆっくりと植物の世界に浸れる場所でもあります。
この記事では、何度も神代植物公園に足を運んできた経験から、「これがあってよかった」「これは要らなかった」を正直にまとめました。荷物はできるだけ軽くしたい、でも後悔したくない——そんな方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
持ち物の中で、ダントツで大切なのが靴です。
ヒールやパンプス、底の薄いサンダルで来られる方も少なくないのですが、バラ園から大温室、水生植物園まで歩くと、舗装された道だけでなく、芝生の上や砂利の細道を歩く場面も出てきます。フェスタ期間中は人混みの中でじっと立ち止まって写真を撮る時間も長くなりがちで、足への負担は思いのほかかかります。
おすすめはスニーカーやウォーキングシューズです。底のクッションがしっかりしているものであれば、長時間歩いても疲れにくく、写真撮影のためにかがんだり立ったりする動きにも対応できます。

とくに、足幅がゆったりめで通気性のあるタイプが重宝します。5月〜6月の植物公園は気温が上がりやすく、足が蒸れると不快感が増します。メッシュ素材のスニーカーや、インソールが取り外せて洗えるタイプのウォーキングシューズは、繰り返し使いやすくておすすめです。
また、ローカットよりも足首を少し包んでくれるミドルカットのほうが、長距離歩行時の疲れが出にくいという声もあります。植物公園の散策に限らず、日常の公園歩きや近所の買い物にも使えるので、一足持っておくと重宝します。
どんなにほかの準備が万全でも、靴だけはきちんとしたものを選ぶ——これが神代植物公園を快適に楽しむ最大のコツと言っていいかもしれません。
神代植物公園は通年楽しめる場所ですが、季節によって服装のポイントが変わります。
春(3〜5月)
バラフェスタが開催される5月は、最高気温が20〜25度になる日が多い一方、朝晩はまだひんやりすることがあります。薄手の長袖1枚か、半袖に羽織れる一枚を持っていくと調節しやすいです。フェスタ中盤以降(5月下旬)は日差しが強くなってくるので、UVカットの素材を選ぶと安心です。
夏(6〜8月)
大温室を楽しむ季節でもありますが、屋外は非常に暑くなります。速乾性・吸湿性のある素材のウェアを選びましょう。日傘を使う方も多く、折りたたみ式のものがかさばらず便利です。帽子と日傘を状況で使い分けるのがおすすめです。
秋(9〜11月)
秋バラとかえで園の紅葉が楽しめる時期です。10月は25度を超える日もありますが、11月になると一気に冷え込みます。重ね着で対応できる服装が理想的で、カーディガンや薄手のジャケットがあると重宝します。
冬(12〜2月)
大温室の熱帯植物観察がメインになります。屋外は寒いですが、温室内は年中温かいため、脱ぎ着しやすい服装が快適です。マフラーや手袋は必携ですが、温室に入ると暑くなるので調節できるようにしておきましょう。
植物公園は木陰も多いですが、バラ園や芝生広場は日差しを遮るものがありません。とくに春〜夏にかけての日焼け対策は、快適に過ごすための大切な準備のひとつです。

帽子
つばの広いハットタイプが、首や顔の側面まで日差しを防いでくれるのでおすすめです。風で飛ばされることを考えると、あご紐付きか、内側に滑り止めテープが付いているものが安心です。コンパクトに折りたためるタイプなら、バッグの中に入れて携帯しやすいです。UVカット加工が施されているものを選ぶと、より効果的です。
日焼け止め
顔だけでなく、腕や首の後ろにも忘れずに。汗で落ちやすい季節は、ウォータープルーフタイプを選んで、2〜3時間おきに塗り直すと効果が持続します。スプレータイプの日焼け止めは、塗り直しが手軽なのでアウトドアシーンで重宝します。
冷感タオル・汗拭きシート
首に巻けるタイプの冷感タオルは、夏の散策で体感温度をぐっと下げてくれます。繰り返し水に濡らして使えるタイプが経済的です。汗拭きシートはメイク直しにも使えるタイプを選ぶと、一石二鳥です。
神代植物公園には約4,800種類・10万本株もの植物があります。ただ歩くだけでも十分楽しいのですが、観察グッズをひとつ持っていくだけで、同じ場所が全く違う景色に見えてきます。
双眼鏡
「双眼鏡は野鳥観察のもの」と思いがちですが、植物観察でも大活躍します。高い木の梢に咲く花、バラ園の奥にある品種のラベル、温室の天井近くに垂れ下がるつる植物——双眼鏡があると、足を運ばなくても細部まで確認できます。
コンパクトタイプ(8倍程度)のものであれば、ポーチに入れて持ち歩けるサイズのものがあります。スマートフォンに取り付けてカメラとして使えるアダプター付きのタイプもあり、手持ちのカメラ性能を高める使い方もできます。
植物図鑑(アプリ含む)
「この花、なんという名前だろう」という場面は、神代植物公園では頻繁に訪れます。品種ラベルが付いていない植物も多く、自分で調べる楽しさが散策に深みを加えてくれます。
荷物を増やしたくない場合は、スマートフォンのアプリ「PictureThis」や「GreenSnap」などの植物判定アプリが便利です。カメラで撮影するだけで植物名を教えてくれる機能があり、その場でラベルなしの植物も調べられます。本格的に植物の名前を覚えたい方には、文庫サイズの植物図鑑を一冊バッグに入れておくのもおすすめです。
メモ帳・スケッチブック
気に入った植物の名前や、次回また来たいと思ったエリアのメモをとる習慣があると、散策の記録が積み重なっていきます。小さなリングノートやポストカードサイズのスケッチブックは、植物の写真を撮りながら走り書きするのにちょうどいいサイズです。
水筒・飲み物
園内には売店がありますが、混雑期は列ができることも。マイ水筒を持っていくとストレスなく水分補給ができます。ステンレス製の保温・保冷タイプは、夏はキンキンに冷えた飲み物を、春秋は温かいお茶を持ち歩けて便利です。500ml〜750mlサイズが荷物にならず使いやすいです。
エコバッグ・サブバッグ
バラフェスタ期間中はボタニカルショップで苗や切り花の販売があることがあります。また、園内売店でお土産を買ったり、深大寺参道でそばを購入したりすることを考えると、折りたたみのエコバッグをひとつ忍ばせておくと重宝します。
絆創膏・ミニ救急セット
長距離を歩くと、靴ずれが起きることがあります。かかとや小指の付け根など、靴ずれしやすい場所に事前に貼っておく予防用の絆創膏は、特に初めての靴で来る場合に持っておくと安心です。
モバイルバッテリー
写真をたくさん撮ったり、植物判定アプリを使ったりしていると、スマートフォンのバッテリーは思いのほか早く減ります。小型のモバイルバッテリーを持っておくと、帰り道も安心して使えます。
準備するのが楽しくなってくると、あれもこれもと荷物が増えがちです。でも、神代植物公園の散策においては、実は持っていかなくてもよいものもあります。
大型の三脚
本格的な撮影のために三脚を持参される方もいますが、混雑するバラ園では通路が狭く、周囲の方の迷惑になることがあります。公園のルールとして大型機材の持ち込みが制限される場合もあるため、コンパクトな卓上三脚やスマートフォンスタンドのほうが現実的です。
折りたたみ椅子
芝生広場や各所にベンチが設置されているため、よほど長時間の休憩を計画している場合を除き、折りたたみ椅子は不要です。かえって荷物になります。
大量の食料
園内に売店があり、深大寺参道にもそば屋や甘味処が並んでいます。公園内でのバーベキューは禁止されていますが、芝生広場でのピクニックは可能です。ただし、大荷物になるほどの食料は必要なく、軽いおやつ程度で十分です。

最後に、季節別の持ち物をざっとまとめます。訪れる前の参考にどうぞ。
春(3〜5月)のチェックリスト
歩きやすいスニーカーまたはウォーキングシューズ、薄手の羽織もの、帽子(UVカット)、日焼け止め、水筒、エコバッグ、スマートフォン、モバイルバッテリー
夏(6〜8月)のチェックリスト
速乾性ウェア、スニーカー、帽子、折りたたみ日傘、日焼け止め(ウォータープルーフ)、冷感タオル、汗拭きシート、水筒(保冷)、モバイルバッテリー
秋(9〜11月)のチェックリスト
重ね着できる服装(カーディガン・薄手ジャケット)、スニーカー、日焼け止め(10月まで)、水筒、エコバッグ、双眼鏡(紅葉観察用にも)
冬(12〜2月)のチェックリスト
防寒インナー+脱ぎ着しやすいアウター、スニーカーまたはウォーキングブーツ、マフラー・手袋、水筒(保温)、モバイルバッテリー
神代植物公園は、持ち物をきちんと整えて来るだけで、同じ場所がずっと快適で豊かな時間に変わります。何度来ても新しい発見がある場所ですから、ぜひ自分だけの「お気に入りの持ち物セット」を育てながら、繰り返し訪れてみてください。
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