実がならなくてもいい|ジャボチカバを観葉植物として楽しむという選択

ジャボチカバというブラジル原産の植物との出会いは、鹿児島県指宿市の公的な試験場でのことでした。

鹿児島県の指宿にある農場でのジャボチカバの鉢栽培

樹の様子はフトモモ科特有の照りのある葉が茂っています。

この植物には、不思議な特徴があります。

幹に直接、黒い実がびっしりとついている。

幹に直接、実をつけるジャボチカバの果実

花も同じく樹の幹に直接さいています。

幹に直接、花を咲かせるジャボチカバ「の白い花

ジャボチカバは南米原産の果樹でありながら、日本でも育てることができる植物です。

ただし調べていくと、ある現実にぶつかります。

「実がなるまでに、数年かかる」

ここで多くの人が迷います。

ですが、視点を少し変えると、この植物はまったく別の魅力を持っていることに気づきます。

■ジャボチカバは「観葉植物」として栽培しても素敵な植物です。

ジャボチカバは果樹です。

しかし同時に、観葉植物として見ても非常に完成度の高い植物です。

光沢のある濃い緑の葉。
すっと伸びる幹。
コンパクトにまとまりやすい樹形。

ベランダや窓辺に置いたとき、
静かな存在感を持つ木です。

実がならない時間も、
十分に楽しめる植物。

ここが、この植物の本質かもしれません。

■なぜジャボチカバは「難しい」と言われるのか

一般的に難しいと言われる理由はシンプルです。

・成長がゆっくり
・実がなるまで時間がかかる
・冬の管理が必要

特に冬は重要です。

熱帯植物であるため、
気温が5〜10℃を下回ると弱りやすくなります。

この点は、ガジュマルと非常によく似ています。

【指宿市ふるさと納税】ガジュマルは冬の室内でも育つ?弱らせた実体験から分かった対策

■ベランダ栽培という現実的な選択

では、東京のベランダで育てられるのか。

結論は「可能」です。

ただし条件があります。

・日当たりの確保
・風を避ける配置
・冬は室内へ移動

ここで重要なのは

「ベランダだけで完結させようとしないこと」

です。

冬は室内に取り込む。

これを前提にすると、
難易度は一気に下がります。

■冬は「室内で楽しむ時間」に変わる

ジャボチカバは冬に弱い。

これは事実です。

ですが逆に言えば

冬は室内で楽しめる植物でもあります。

窓辺に置き、
やわらかい光を受けながら葉を広げる姿。

外のケヤキが揺れる風景と重なり、
どこか異国の空気を感じさせます。

南米の果樹が、
武蔵野の暮らしの中に入り込む。

そんな不思議な感覚があります。

■実がなるのは「未来の楽しみ」

ジャボチカバはすぐに実がなる植物ではありません。

数年という時間が必要です。

ですが

「今は観葉植物として楽しみ、未来に実がなる」

そう考えると、この植物の見方は大きく変わります。

急がない。

時間をかけて育てる。

この植物は、そういう性格を持っています。

■苗木は小さい。それでも問題はない

現在流通しているジャボチカバの苗は、
比較的小さいものが多いです。

また、すぐに実がなる「結実苗」はほとんど見かけません。

ですがこれは

「この植物の特性そのもの」です。

小さな苗から育てることが前提の植物。

その過程を楽しめるかどうかが、
この植物と付き合えるかの分かれ目です。

■それでも育ててみたいと思う理由

正直に言えば、

効率だけを考えるなら他の果樹の方が優れています。

ですがジャボチカバには

「それでも育ててみたい」

と思わせる魅力があります。

幹に実がなる不思議さ。
ゆっくり成長する時間。
暮らしの中に入り込む存在感。

この植物は、収穫のためではなく、
時間を楽しむための植物なのかもしれません。


■まとめ|ジャボチカバはこう考えると楽しめる

ジャボチカバは

・すぐ実がなる植物ではない
・管理も多少必要

ですが

・観葉植物として楽しめる
・ベランダでも育成可能
・冬は室内で楽しめる

という別の魅力を持っています。

「果樹」としてではなく

「育てながら楽しむ木」

として考えたとき、

この植物は一気に身近な存在になります。

■これからの記録について

現在、この植物の導入を検討しています。

実際に育て始めたら

・冬越しのリアル
・成長の変化
・実がなるまでの過程

を追記していく予定です。

ここからが本当の楽しみです。

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