調布市つつじヶ丘駅周辺をさるく(歩く)と大きな銀杏に出会った。

スポット

調布市に移住して3日目。つつじヶ丘周辺をさるく。

調布市に移住して3日目。連日の晴天。空行く雲ものんびり。京王線つつじヶ丘駅で下車してさるく(歩く)ことに。

駅を出ると、駅前の賑わいのなかにひっそりとした小さな花壇が目に入る。

決して豪華な花壇と言えないかもしれないが、心を込めた花々が花壇を彩っている。

そして、花壇の淵に木製のベンチが。

つい先ほど訪れた調布駅北口の広場にも、樹木を囲むように木製のベンチがいたるところにあり。

お年寄りや、ワンちゃん連れの方、家族連れの方々が冬の日差しを浴びてくつろいでいた。

調布市が住みやすい街としてランキングで高い評価を得ているとの記事をみたことがある。

行政のこまやかな心使いがベンチ一つにも表れている街。

つつじヶ丘駅を5分ほど行くと大きな銀杏に出会う。

駅を出て5分ほど行くと交通量の多い道に突き当たる。「甲州街道」である。横断歩道を渡ると大きな銀杏が目に入る。

神社とおぼしき場所に、空を突くような大銀杏である。12月初旬の陽光の中で黄色い葉を全身で受け止めている。

銀杏は好きな樹木のひとつ。初冬の落葉、春の新緑もなおいい。九州の大学の銀杏通りは散歩道で黄金の落葉の季節は好んで散歩を楽しんでいた。

与謝野晶子のいう黄金の小鳥の葉の散りようも素敵だけれど銀杏並木のトンネルからのぞく冬の青空も又魅力だ。

昭和生まれなので冬の銀杏を見ると「公園の手品師」という歌謡曲の歌詞の一節がいつも頭に浮かぶ。

♬銀杏は手品師。老いたピエロ♪。

今日、目の前にしている大銀杏は老いた風情ではない。動くことなく生きていく樹木の定めに抗うように天を目指して枝葉を広げている。

このような大樹を育む根を支えている土の豊穣なのが武蔵野台地ならではのことなのかと思う。

そういえば、道々に垣間見えた市民農園の野菜がどの区画も出来がいいように見えたのも土が豊かなのではと考えたりもする。

あまりの銀杏の大きさに携帯で調べてみると「金子のイチョウ」ということがわかった。

調布市の指定天然記念物になっている。大樹の方が雄で他に雌の樹との2本での指定になっている。

雄の大樹の幹回りは4m近くあり樹齢は推定で260年ごろ。

年明けに「金子のイチョウ」に会いにきた。

年明けに「金子のイチョウ」に会いにきた。甲州街道越しに眺める大銀杏は、全身のの葉を振るい落としていた。

青空と銀杏。いいね。

大銀杏散りつくしたる大空      種山田山頭火

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